漢文勉強のポイントは
1.漢文は英語と同じ構造
2.句形は覚えておくと問題を解くのに有利
1について
漢文を勉強していく際に、構文を理解していく事が重要です。
英語の構文の基本は、漢文も同じで
S+V+O
ところが、
日本語の構造の基本は
S+O+V
つまり、OとVの位置が逆ということです。
だから、昔の人たちは、
「レ点」や「一ニ点」を白文につけて
日本語と同じ構造にして読んでいくことにしました。
まとめると、
返点が付いている漢字は、後ろに目的語をとる言葉だと
いうことになります。それは、
動詞であったり、前置詞だったりします。
そうやって、動詞になる、なりそうな漢字を理解していきましょう。
また、置き字についても同様で
1 前置詞のような働きをする
「於」など
2 接続詞のような働きをする
「而」
3 !や?のような働きをする
「也」「乎」「焉」など
もちろん、全てがこれに当てはまるわけではありませんが、
よく使用される意味として出てきます。
これらの意味として、理解しつつ、読むようにしましょう。
2の「句形」については、
使用される形がほぼ決まっているため、
白文を書き下しにしたり、
送り仮名や返点をつける問題に利用されたりします。
そこで、オススメの参考書は、
田中雄二の漢文早覚え即答法です。
句形を説明しているだけでなく、
盲点になりがちな、送り仮名の解説もありますし、
句形自体の練習問題も載っています
また、
漢文によく出てくる、
漢字の意味問題に対応する、漢字も載っているので
漢文の知識のインプットについては、もってこいですね
後は、
センター試験の過去問などで、
実践的に練習することです。
以上
漢文の勉強は
構造を意識すること
と
句形を習得すること
です。
頑張ってください!
動画の解説も用意しておきました。