『建礼門院右京大夫集』の「大原まうで」の予想問題と現代語訳です。
問1 さるべき人とは? A 女院への仲介にふさわしい人
問2 深き心とは? A 女院を深く慕う心
問3 「わりなくてたづねまゐる」を現代語訳せよ。
A 無理にでも、女院をお尋ね申し上げる
問4 「すべて目もあてられず」を解釈せよ。
女院に関するすべてのものがまともに見ていられないほどのひどさである。
問5 「昔の御ありさま」とはどういうことか?
A 栄華を極めていた、昔の女院のご様子
問6 「まして、夢うつつともいふかたなし」とは?
A 以前を知らない人でさえ、いい加減に思えないのに、
昔の女院を知っている私は尚更、どうしようもないほど辛い。
問7 「さてもや」を現代語訳せよ。 A 「それにしてもまあ」
問8 「おぼほれて」の意味は? A 涙が溺れるほどいっぱいになって
問9 「あふぎみし」の歌に使用される修辞法は?
A 「かかる」が「斯かる」と「懸かる」の掛詞
「雲」「かかる」「影」が「月」の縁語
問10 和歌内の「月」は何の比喩か?
A 女院
問11 「ひとかたにはあかざりし御おもかげ」を解釈せよ。
女院のかつての様子が、春の花や秋の月に比べても、
一通りのたとえでは満足できないほどの美しいということ。
問12 「かかる御事」とは? A 女院のおいたわしい姿
問13 この和歌の修辞法を説明せよ。
「すむ」が「澄む」と「住む」の掛詞
問14 この和歌を解釈せよ。
この深山に深く残しておいた私の心よ、
そのまま出家して、この女院様のいるところで住む
手引きとなってくれ。
以上です。
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